第2章 食事の介助 ~前編~ | 鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター

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第2章 食事の介助 ~前編~

鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター事務員の「岩下」です。
今回は「食事の介助」の素朴な疑問についていくつかご紹介したいと思います。

第2章 食事の介助 ~前編~

■QuestionⅠ
「誤嚥しやすい人とはどのような人ですか?」
・Answer①
 誤嚥しやすい人のなかにはいろいろな人がいます。「食べる動作」に関連して必要なチェック項目としては、「お食事です」とゆう声が聞こえるか(聴覚)、目の前にある器が目に入っているか(視覚)、食べ物のにおいを感じているか(嗅覚)、食べる動作に障害はないか(運動機能)、かむ、飲み込むことに障害がないか(嚥下・咀嚼機能)、唾液の分泌があるか(唾液線)、口唇が閉じているかなどがあります。高齢者は、運動障害などがなくても誤嚥しやすく、食べ物を飲み込むときに活動する筋肉の働きが、加齢によって低下するのも原因の一つです。食事介助が必要でない高齢者でも、食べる動作から誤嚥を防げるようにしましょう。
・Answer②
 介助の必要がない人や、見守りでよい人であっても、食事前に唾液が出ているか、唾液が飲み込めているかを確認するとともに、食事の姿勢、テーブルといすの高さは適切かどうかを判断することが重要です。また、嚥下しにくい食品(とろろ、こんにゃく、固ゆで卵、パン、もち、ピーナッツなど)は注意が必要です。意外なものとしては、高齢者にも人気の酢の物です。酢がきつ過ぎるとむせてしまうことがあります。麺類も、勢いよくすすったときに誤嚥してしまうことがありますので、短く切って食べるなど工夫しましょう。海苔などの海藻類は口のなかに張り付いてしまうことがあるので注意しましょう。

■QuestionⅡ
「視覚障害の人の食事介助で配慮することは何ですか?」
・Answer①
 一般的にに弱視や全盲などの視覚障害のある人の食事介助では、メニューの説明はもちろんのこと、食事をのせているお盆の大きさや食器の感覚を触れてもらいながら、時計の文字盤の方向で献立の説明をします。あらかじめ食べ物の位置がわかれば自分の好きなものを自由に食べられ楽しい食事になります。
 食事の原則は温かいものは温かく、冷たいものは冷たいままに食べるのがベストです。そのときに、注意しなければならないのは、温かいものを食べる際に熱すぎて火傷しないように気をつけましょう。また、食べ物が食器の隅に片寄ったり、残りがどれくらいかなど、言葉をかけながら会話のある楽しい食事の時間とするように心がけましょう。
・Answer②
 魚の骨は取り除き、からしなどは好みに合わせて、あらかじめ塗っておくようにします。また、食品アレルギーなどがないか、食べてはいけない食品があるかなども確認しましょう。またお茶やコーヒーなどをすすめる場合は、手を添えて触れさせてあげると、安心して飲むことができます。「お茶です」と言ってテーブルに置くだけですと、手さぐりで探しているうちに、湯のみをたおし、火傷をすることもあります。お茶を入れかえたときも同様、声をかけてあげましょう。

■QuestionⅢ
「片麻痺のある人の食事介助で注意することは何ですか?」
・Answer①
 片麻痺がある片が食事をする際は、以下のような特徴があります。
●座っているときに、麻痺している方に傾きやすい。
●麻痺している方の口の中に食べ物が溜まりやすい。
●動く方の手のみを使って食事をする為、食べ物を皿からすくい取りにくい。
●食べ物をこぼしやすい。
また、片麻痺の原因が脳の病気の場合は、誤嚥を起こす恐れもあります。健康な状態で食事を飲み込む時は、気管に食材が入り込まないよう、喉の蓋をする指令が脳から出されます。片麻痺の片の場合、この指令がうまく届かず気管の方へ食事が流れ込んでしまうことがありますので、こうしたことに配慮して食事介助する必要があります。
・Answer②
 片麻痺の利用者の食事介助の場合、一般に麻痺側に座り、からだを寄せて介助します。この場合はまひのない側の口に食べ物を入れやすいという利点があります。口の中に入れる1回の量は、ティースプン1杯程度にとどめます。誤って気管に入ることを予防し、スムーズに食事を飲み込みやすくするためです。一口の量を多くしないで、喉の動きや飲み込み具合を見ながら、口の中に食べ物が残っていないことを確認してから、次の食べ物を入れるなど配慮しましょう。

■QuestionⅣ
「自助具を使うのはどんなときですか?」
・Answer①
 自助具とは、ADL(日常生活動作)や仕事を遂行する際に障害等の理由で日常生活で困難をきたしている動作を可能な限り、自分自身であるいはより少ない介助で行えるようにするための道具です。食事は上肢や手、指など細かい動作の連続です。例えば、利き手が使えない人が食事をする場合、他者の介助を受けながら食事をするよりも、「時間が掛かっても良いから、自分で食べれらる」「人に迷惑をかけずに食事ができる」というのは食べる喜び、生きる喜びにもつながります。自助具は握力が弱い、利き手が使えないことでうまく食事ができない場合などにとても有効です。
・Answer②
 自助具は、日常生活をより快適に送るための道具です。自助具には、食事、整容、更衣、調理、掃除など、さまざまな場面で使われるため、より個人の習慣や癖などに合わせることが求められます。例えば、食事の自助具には、吸い飲み、コップ、おはし、お椀、お皿、スプーン、フォーク、ナイフ、すべり止めマット、取っ手・グリップなどいろいろあります。市販品を改良したり、新しいものを制作するなど利用者にとって最適なものを準備しましょう。

(以下、後編にて)

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