ブログ
第5章 排泄の介助
鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター事務員の「岩下」です。
第5章「排泄の介助」についてご紹介したいと思います。
■QuestionⅠ
「おむつを交換する目安は何ですか?」
・Answer①
おむつ交換は介護する人、介護される人の両方に身体にも気持ちにも思いのほか負担がかかります。利用者からのサイン、排泄パターンや排泄量を把握して、早めに対応することが大切です。
おむつ交換時に濡れていなければ、尿器・便器・ポータブルトイレなどを使用し、排泄してもらいましょう。もし、濡れてしまったら遠慮なく知らせてもらい、すぐに交換する必要があります。経済的理由などで交換せずに、そのままにしているとおむつかぶれの原因になりますので注意しましょう。
・Answer②
おむつには、布製と紙製のものがあります。布おむつは、吸汗性に優れ、繰り返し洗濯して使用でき、体形に合わせやすい長所がある反面、おむつカバーを必要とし、濡れたときに不快感があります。
紙おむつには、パンツタイプ、テープタイプ、フラットタイプ、尿とりパットなどがあり、体形、排泄状態、活動状態などに適した種類を選ぶことができますが、費用の面では負担が高くなります。おむつを使い始めても「トイレでの排泄がベスト」であるという視点を大切にしたいものです。排泄の自立を目指し、利用者に合ったものを選びましょう。
■QuestionⅡ
「おむつ交換時には、どのようなことを観察したらよいですか?」
・Answer①
尿は黄色や薄い茶色がかった透明の液体ですが、無菌です。排尿直後は食べ物のにおいがしますが、空気に触れると殺菌され尿が分解され、独特のアンモニア臭になります。
尿が濁っている、血が混じっている、生ごみが腐ったようなにおいがするなどの場合は異常ですので、尿の色、におい、量、混濁、残尿感の有無などを観察・確認してください。また、排尿時に痛みがあるか、尿道周辺の皮膚の状態、排尿回数、間隔などを確認する必要があります。
・Answer②
排便の場合は、便の量やにおい、性状(水様便、泥状便、やや軟らかい便、普通便、やや硬い便、硬い便、ころころ便)、残便感、色とともに、便に血液、粘膜が混じっていないかなども観察、確認する必要があります。陰部(腫れ、かゆみ、おりものの異常の有無)、肛門部(痔核や直腸脱などの有無)、皮膚の状態(かぶれ、発疹などの有無)の確認に加え、肛門痛や腹部膨満の有無、排便回数なども把握する必要があります。排便のタイプから、どんな食事がいいかも判断できます。軟らかくしたい時は、海藻類やこんにゃく、バナナなどを取り入れ、水様便の時は水分摂取を心がけて、消化のよいものを取り入れるように心がけましょう。
■QuestionⅢ
「排泄行動を確認するとはどういうことですか?」
・Answer①
排泄行動には、以下7つの行為があります。
①尿意、便意を感じる。
②トイレ、便、尿器を認識する。
③起き上がってトイレに移動する。
④衣類の着脱をする。
⑤トイレ、便、尿器などに排泄できるように準備する。
⑥排泄・排便する。
⑦後始末をする。
これらの一連の行為を排泄行動と言います。
排泄行動の一つひとつを確認し、利用者は何ができてどのようなトラブルを抱えているかを確認し、利用者の今までの排泄習慣や気持ちなど理解した上で、利用者のニーズに添った排泄行動の自立に向けた支援をすることができ、利用者の自立に結びつきます。
■QuestionⅣ
「おむつにかぶれることがありますか?」
・Answer①
尿や便にはアンモニアが含まれています。アンモニアは空気に触れて時間が経過することで「おむつ内環境」はアルカリ性に傾きます。人の皮膚表面は弱酸性と言われています。アルカリ性に傾くと肌には刺激となってトラブルが起きる可能性が高くなります。また、アトピー性皮膚炎や消化不良、食物アレルギーのため、下痢便の成分でかぶれたりもします。おむつは汚れたらすぐに取り替える必要があります。ただ、頻繁な洗浄は皮脂を落としすぎて皮膚を脆弱化させるため、洗浄は1日1~2回が適切です。
おむつかぶれの原因として、布おむつの場合は布おむつとカバーの通気性の低下、紙おむつの場合はその素材(繊維や合成樹脂)との相性が考えられます。利用者に合うものを選ぶ工夫が大切です。
■QuestionⅤ
「おむつの購入でかかった費用は、介護保険が適用になりますか?」
・Answer①
介護保険サービスを利用して、自宅で介護されている場合、原則として介護費用の1割が自己負担になります。おむつ代については自己負担になりますが、自治体によっては補助金制度を設けている場合があります。この補助金制度は入院入所される場合については該当しません。
在宅サービス・介護予防サービスにおいて、介護予防を含む通所介護(デイサービス)、通所リハビリテーション(デイケア)、特定施設入所者生活介護、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)、認知症対応型通所介護、小規模多機能型居宅介護、地域密着型特定施設入居者生活介護では、おむつ代は別途負担となります。
ケースによってさまざまですが、おむつの購入でかかった費用は、医療費控除の対象として確定申告することができます。確定申告による還付金や補助金についての詳細は、地域の自治体に確認することをお勧めします。
以上、「排泄の介助」についてご紹介でした。
鹿児島市の老人ホーム、高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター
0120-947-896
第4章 移動・移乗の介助
鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター事務員の「岩下」です。
第4章「移動・移乗の介助」についてご紹介したいと思います。
■QuestionⅠ
「車いすでの食事といすでの食事はどちらがよいですか?」
・Answer①
一般的に車いすは移動を目的として使います。特に介護が必要になってきた人は、徐々に足腰の力が低下していますので、車いすでの移動が安全です。車いすに乗ったままでの食事がいけないことはありませんが、テーブルで車いすに乗ったまま食事をするのは、食べにくいだろうと推測します。その理由は車いすの座面の高さは約47cmで食卓用いすより若干高いことと、車いすの座面は深く座らないと安定せず、安定した状態での動作が行われる範囲は腕の長さ分に限られるからです。すると、おいしく食事が食べられない→より介助が必要になる→誤嚥の心配も出てくる→食事がミキサー食になる→よりおいしくない…。とどんどん日常生活から離れてしまいます。ですが、いすに座っていれば姿勢よく食べれる→介助がいらなくなるというケースもあります。また、座り替える動作により筋力を使うことにもなります。したがって、食卓までの移動は車いすで行い、食事は食卓用のいすに移乗し、安定した姿勢で食べるのがよいでしょう。
・Answer②
車いすにもさまざまな種類があり、食卓用のテーブルや机などで食事や作業をすることができるディスクアームタイプの車いすなどもあります。この車いすはアームサポートが一段下がった形をしており、テーブルや机に収まりやすいタイプです。また、上半身が前に傾きやすく、手を容易に伸ばせる姿勢ができるのが特徴です。ディスクアームタイプなどの車いすではそのまま食事できます。
■QuestionⅡ
「片まひのある人を車の座席から車いすに移乗するときには、どのような方法がありますか?」
・Answer①
まひのある人や高齢者が乗りやすい乗用車があります。助手席が回転・昇降・脱着するタイプの福祉車両です。いすが回転し、高さの調整が可能なので、車いすからの移乗も容易にでき、福祉施設では利用者を病院に連れて行くときなどに使っています。しかし、一般家庭が福祉車両を持っていることは少ないでしょう。最近では駐車場に車いす専用の駐車スペースがあるので、移乗にはできるだけ専用スペースを利用するとよいでしょう。
・Answer②
まひがある場合、車から車いすに移乗する際は、車いすを健側に置きます。車のドアを開け、左に片まひがある場合は、健側になる右の上下肢を使って、できるだけドア側に移ってもらいます。車いすをドアに近づけ車いすに乗り移るようにします。車いすという狭い場への移乗なので、つまづかないよう、転倒などに注意を払う必要があります。
車いすから車に移乗するときは、車を健側に置きます。乗るときは降りるときよりも座席の面が広く、車内で動きやすい状態にあるので、健側のからだの力を利用するようにします。
■QuestionⅢ
「腰が曲がって前屈姿勢のある人の移乗での注意はありますか?」
・Answer①
高齢者の立位姿勢の特徴は、背(猫背)や腰が曲がり、膝関節を曲げていることです。これは、加齢による腰や背中の筋力の低下、椎骨の変形や椎間板の変性などが原因で腰が曲がり、上位が前屈気味になり、重心が後方に移動することから後ろに倒れないようにするために膝を曲げ、両足が横に広がった姿勢になります。手や膝や太ももにおいて歩くのもそのためです。
・Answer②
背中や腰、膝関節が曲がっている姿勢から、歩行時は歩幅が狭く、足の蹴り上げがなく、すり足になり、段差越えが困難だったり、つまずくことなどが多くなる危険性があります。したがって、手引き歩行などをしながら、移乗時は足が上がっているかなどを確認しながら介助するとよいでしょう。
以上、「移動・移乗の介助」についてご紹介でした。
鹿児島市の老人ホーム、高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせ下さい。
鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター
0120-947-896
第3章 洗面・義歯の手入れ
鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター事務員の「岩下」です。
第3章「洗面・義歯の手入れに」ついてご紹介したいと思います。
■QuestionⅠ
「爪の間に黒い塊があるのはどうしてですか?」
・Answer①
私たちは一日に何度も手洗いをしていますし、爪も1週間に1回くらいは切っています。成人の爪は一日0.1mmのびると言われています。2週間爪を切らない場合は1.4mmものびていることになります。
爪の間に黒い塊があるのは、爪がのびていて手洗いが十分できていないことが原因で、汚れからできたゴミの塊ではないかと考えられます。手洗いと爪きりをきちんと行っていれば、爪のなかにそのようなゴミが溜まることを防ぐことができると思います。
また、ホクロが原因で黒くなっている場合もありますが、広がっていくようなら悪性腫瘍の早期病変である可能性もあるので、そうゆう症状が見られたら病院で診察しましょう。
「爪は健康のバロメーター」などと言われています。体のあちこちの不具合や、病気によって爪の様子に変化が現れる場合があります。また、一方で、特に病気とは関係のない変化もあります。爪はよく目にするのですから、常に気をつけておけば体に潜んでいる病気の発見につながるかもしれません。
■QuestionⅡ
「義歯を洗うときに歯磨剤(歯磨き粉)は使ってよいのですか?」
・Answer①
義歯をよく見ると柔らかい材質でつくられていることがわかります。健康保険対象の義歯の場合、床と歯の部分にはレジンなどの合成樹脂が使われています。合成樹脂は長い間使用していると、収縮や変色などの劣化現象が起き、床が厚ぼったくなったりすることで、人によっては装着したときに違和感を感じる場合もあるようです。このような状態になった義歯にふつうの歯磨剤を使い続けていると、そのなかには研磨剤が入ってるため、この研磨剤が義歯を傷つけることがあります。そして、そのようになった義歯の洗浄を怠ると、この傷に口腔内細菌などが繁殖し、口腔内を不衛生にしてしまう恐れもあります。義歯の汚れで特徴的なのは、ヌルヌルとした「デンチャープラーク」と呼ばれるものです。デンチャープラークは体へ悪影響を与える生きた細菌のかたまりで、粘着性も高く水で流しただけでは落ちません。義歯を洗う場合は義歯専用のブラシと研磨剤の入っていない歯磨き粉を使って清潔に保つことが大切です。また義歯洗浄剤は入れ歯の見えない内側に入り込んだ細菌を除去する義歯のお手入れの補助的なものです。こちらも少なくとも週1~2回は使用すると効果的に使うことができます。
■QuestionⅢ
「なぜ義歯が必要なのですか?」
・Answer①
義歯は食事を摂るために必要なものであることは皆さんもお分かりでしょう。では、食べられなくなったとき義歯は必要なくなるでしょうか?実際「経口摂取をしていないから」という理由で義歯をはずされるのはよくあることですが、それが常識のように感じてはいませんか?実は義歯は食べる事意外に、様々な面で多くの役割を担っているのです。私たちは一日に約1.5リットルもの唾液を出し、飲み込んでいます。経口摂取してない人が、誤嚥性肺炎を繰り返し起こすのは、自分の唾液の嚥下や痰が処理できない口腔になっていることが大きな要因となっています。欠損部分を義歯で補い、上下の歯があることにより下顎のあるべき場所が確定します。そうして下顎が固定されたことによって嚥下時に舌に力を入れやすくなり、その結果嚥下圧が高まり誤嚥のリスクが低くなります。歯の欠損が多い場合に、義歯がこれを補っていないことが誤嚥のリスクを高めるのです。また、咀嚼できる歯があるからこそ、下顎が常に上顎を突き上げ脳への刺激にもなります。
このように義歯は食べることを助けるだけでなく、義歯を装着したら20才若返ったというのはよくある話で、言葉もはっきりし体の平衡感覚が保たれ歩行の安定にもつながり、身体的にも精神的にも社会的にもその人らしくあるために義歯は必要なものです。
■QuestionⅣ
「義歯にはどのような種類がありますか?」
・Answer①
一口に「義歯」と言っても、その種類はさまざまです。保険の適用が認められる義歯は、安くて機能的には十分ですが、耐久性や装用感などの点ですべての人が満足できるとは限りません。理由は、土台に素材としてレジン(樹脂)を使用しているため、熱が伝わりにくいことです。義歯をして熱いものを口にするとき、どのくらい熱いのかわからないため、むせたり、誤って口の中や喉を火傷してしまう場合も考えられます。そこで、熱伝導性が高く腐食に強い金やチタン、コバルトクロームなどの金属素材を使用した義歯が人気となっています。
これらの金属床義歯(金属を素材とする義歯)は耐久性にも優れ、長い間使っていてもゆがみやずれなどが起きにくいようにできているのが特徴です。レジン製の義歯と比較すると約3分の1の厚さでつくることができるため、装用感もきわめて快適です。部分義歯の場合でも残っている歯を傷める心配が少ないため、歯にやさしい義歯素材と言えます。
以上、「洗面・義歯の手入れ」についてご紹介でした。
鹿児島市の老人ホーム、高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせ下さい。
鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター
0120-947-896
第2章 食事の介助 ~後編~
鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター事務員の「岩下」です。
第2章食事の介助「後編」をご紹介させていただきます。
第2章 食事の介助 ~後編~
■QuestionⅠ
「高齢者はどのくらいの量を食べればよいですか?」
・Answer①
性別や体格により個人差はありますが、高齢者が低栄養に陥らないために必要な一日の総カロリーは、ADL(日常生活動作)がほぼ自立の場合は約1500kcal、要介護度が高く全介助に近い人でも約1300kcalは必要だと言われています。高齢者は、1回の食事でたくさんの量をとることは難しいので、1日に約1500kcalの食事をとるためには、1日3回きちんと食事をすることが必要で、2回しか食事をしていない場合は、カロリーが不足している危険性があります。また、いつの間にか食事の量が減ってしまいやすく、気がつくと体重が減って体力や筋力が落ちていた、という状況を招くことがあるため注意が必要です。
・Answer②
高齢者のなかには、さまざまな理由でお粥を中心にした食事をしている人がいます。摂食・嚥下障害や口腔機能に障害があって、止むを得ない場合もありますが、食べやすいからという理由だけで粥食中心にしている場合、主菜にステーキや豚カツを食べているとは考えにくく、副菜がみそ汁や漬物だけというようなこともありますので、カロリー不足になる危険性があります。摂取している食事のカロリーはどのくらいなのかも考えた支援が必要です。
■QuestionⅡ
「食事の形態を変える判断はいつがよいですか?」
・Answer①
高齢になり、噛む力や飲み込む力が低下してくると困るのが今まで食べられていた食事が食べられなくなること。食は大切な健康を維持するためのエネルギー源だからこそ、高齢者の一人一人の状態に合わせた食事を用意する必要が出てきます。自立摂取ができる場合は普通の食事として、咀嚼が少し困難で見守りが必要な場合は軟らかく煮る程度にします。一部介助が必要で咀嚼が少し困難な場合や自分の歯がない、義歯がないような人にはきざみにして、嚥下が困難な人にはきざみにとろみをつけます。嚥下機能に障害があり、誤嚥の危険性が高い場合はミキサーにかけ、ペースト状にしてあげるとよいでしょう。
・Answer②
嚥下・咀嚼状態、口腔状態、本人の好みなど総合的に考えて判断しますが、軟らかくしたほうがよい場合もありますし、硬いままのほうを好み、意外に食べれる人もいますので、その人の好みに合った食事を総合的に判断しましょう。
■QuestionⅢ
「口腔体操をするのはどうしてですか?」
・Answer①
高齢になるにつれ、お口の働きは低下します。なぜ低下するのか、それはお口をだんだんと使わなくなるためです。なかには老化を防ぎ、いつまでも元気に過ごせるように、からだを動かす体操をしている人もたくさんいますが、口腔に関しては目に見えにくい部分のせいか、機能が加齢とともに低下し、まひなどがなくてもむせやすくなったりしていることには関心が薄いようです。また虫歯や歯周病により歯を失ってしまい、柔らかいものばかり好んで食べるようになると、お口のまわりの筋肉はますます動きにくくなってしまいます。口腔体操は、すでにまひなどによる嚥下障害のある人や高齢者による筋肉の低下などの方も誤嚥予防に必要な体操です。
・Answer②
口腔体操にはいろいろありますが、いずれも口腔周辺にある筋肉を動かすだけでなく、首や肩のストレッチなどを行います。初めに腹式呼吸で呼吸筋を鍛えて呼吸器官の活動を高め、首を回して筋肉を伸ばして血行をよくします。さらに肩周辺の筋肉を動かし緊張を緩和し、口を開閉したりすぼめたりして口腔周囲の筋肉を動かします。口腔体操には唾分泌を促進する効果もあります。口腔周囲筋のストレッチをすることは、筋肉の動きの改善につながり、お口の働きや誤嚥予防にもつながるのです。
■QuestionⅣ
「食卓の高さといすの高さは考慮が必要ですか?」
・Answer①
食事もできるカフェなどのお店に入ったときに、テーブルといすの高さのバランスが悪く食べにくかったという経験はありませんか。一般的にはテーブルの高さは70cm、いすの座面の高さは40~45cm位、その差が28cmというのが適当とされています。さらに、テーブルの角度が必要な場合もあります。しかし、テーブルに角度をつけることはできないので、「滑り止めシート」をテーブルやトレーに敷き調整します。また、こぼすのを防ぐ「エプロン」などもありますので、活用しながら自立した食事ができるようにしましょう。
・Answer②
規格どおりのいすやテーブルを使用していても、背の低い高齢者の場合は、テーブルが高すぎて、肘が上がり食べにくくなり、さらにお茶碗やお皿のおかずが見えにくくなり、必要な量の食事を美味しく摂取できにくくなる危険性があります。このような場合には、クッションなどでいすの座面を調整するとよいでしょう。ただし、柔らかすぎるクッションに長時間座ると姿勢の安定性が保てなくなる場合があるので、体圧を分散できるものを使用しましょう。
以上、食事の介助「後編」のご紹介でした。
鹿児島市の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター
0120-947-896


























