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老人ホームの紹介をどう生かすか

鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センターです   2022.4月度

 

今回も専門家の記事を参考にさせていただきました。前回の続きです。

 

病院系列のホームに短期間入居する選択

 

それもダメなら、有料老人ホームやグループホームなどに入居するという選択肢が浮上してきます。老人ホーム紹介センターに相談するように勧めてくる病院も多いようです。

また、病院が自前で近隣ホームのリストを作成し、患者に選択させるところもあります。その場合、「24時間看護師常駐」などの医療体制が充実したホームしかリストアップされていない可能性があるので注意してください。こうしたホームは入居者を獲得するため、病院に積極的に営業部隊を派遣しています。一方、病院側も「医療体制は手厚い方が良い」という極めて病院的な考え方を老人ホームにも当てはめ、患者に強く勧める傾向にあることから、こうしたことが起きています。「本当に医療体制が充実している必要があるか」ということについては、冷静に判断してください。

最近の傾向としては、病院を経営する医療法人が敷地内などに老人ホームを自前で作り、退院先がない人に対して、その系列ホームへの入居を促すケースが目立ち始めています。病院にとっては退院先の確保が経営の肝ですので、「自分で退院先を作ってしまえ」という発想から病院系列のホームが増えているわけです。この病院系列のホームは退院先として「迷わなくていいから便利だ」と言ってしまえばそれまでですが、「親を大切に考える子世代」としては、立ち止まって考えなければならない場面でもあります。

理由は、何度も言うように、その医療法人が経営している老人ホームが親の介護観、つまり介護流儀にマッチしているか分からないからです。医療体制が必要以上に充実し過ぎている可能性もあります。「それは偏見だ」と言われれば返す言葉はありませんが、医療法人が退院先確保のために整備した老人ホームは、入居者を「患者」と考える傾向にあるため、生活感に乏しい、無機質な介護が行われることが多いように感じています。つまり、介護施設ではなく、あくまで病院という感覚で運営しているのです。もちろん、こうした扱い方が「合う」という人もいると思います。

ただ正直言って、退院前のバタバタしたタイミングで他のホームと比較検討して「合う・合わない」を評価する暇はないかもしれません。よって、もし退院先が見つからなければ、一旦こうしたホームに入るのは現実的な選択だと思います。ただ、合わないと思ったら、すぐに引っ越す選択肢を持っておくというのが大事ではないでしょうか。つまり、並行して別の老人ホームも探し始めておくということです。

 

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老人ホームの紹介をどう生かす

鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センターです     2022.3月度

 

今回も専門家の記事を参考にさせていただきました。前回の続きです。

 

入院先の病院で相談すると何がおきるか

 

親御さんが入院している場合を考えます。退院先として自宅という選択肢がなくなり、老人ホームを探さないといけない状態だとしたら、「選択までのタイムリミットがかなり迫ってきている」と考えなくてはなりません。

一定規模以上の病院では、MSW(メディカル・ソーシャルワーカー)と呼ばれる専門スタッフが退院調整をします。退院日が近づくと、MSWに家族が呼び出され、本人の状態と自宅の生活環境を確認された上で、「どこに退院するか」をしつこく聞かれます。時には入院初日に「この病気なら退院日は〇日だから、△日までに退院先を考えておくように」と告げられたりします。

病院側の都合をいえば、治療が終わった患者さんはできるだけ早く退院してもらわないといけません。これにはもちろん、病院経営上の都合があります。病院は手術や処置などの治療を行わないと収入が増えず、患者をベットでただ寝かせておくだけでは赤字になります。大きな急性期の病院では、おおむね入院2週間を過ぎたあたりが損益分岐点になります。「患者を助けたい」という気持ちと「もうからない患者は診たくない」という気持ちで揺れているのが病院の実情です。

自宅で親御さんと同居している場合は、多少状態が悪くても退院できるかもしれませんが、独居や老老介護の場合はそう簡単にはいきません。自宅に退院できないのであれば、それに代わる受け入れ施設を探すことになります。

まず、老人ホームではない選択肢としては、違う病院(地域包括ケア病棟のある病院や回復期リハビリテーション病院、慢性期病院)に転院する方法があります。ただ、疾患や状態によっては転院先から受け入れを拒否されるので、思い通りに転院できるわけではありません。他には、介護老人保健施設(老健施設)に3~6ヶ月間入るという手があります。老健施設というのは病院からすぐに自宅復帰できない人のための施設ですので、将来的に自宅に帰ることを前提にしているのであれば、相談に乗ってくれるでしょう。   続きは次月にご紹介させていただきます

 

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明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。

鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター

 

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。

 

令和3年度も前半はコロナ禍で大変な状況でしたね。皆様も大変な状況であったのではと思いますし、私共の仕事にも令和2年度同様に大変な影響がございました。

ご家族様からのご両親の施設入居の件でご依頼があってもコロナ感染防止のために施設様の見学ができないとか、さらには入居できないという施設様もありました。

県外のご家族様がコロナ禍で移動できないために施設入居ができない、やっと見学ができて入居契約したとしても県外の方は鹿児島に来て2週間滞在してからでないと入居できないとか

ご家族が病院へ入院しているご本人様と施設入居について相談をしたいがコロナ感染防止のために面談が許されないので先に進まないとか

しかし、後半は予防接種が始まって徐々に感染者も少なくなり鹿児島では感染者0人の日も続くようになりました。それに伴い施設様の見学等も短時間ではありますが見学できる施設様も増えてきました。ご両親の施設入居を考えていらっしゃるご家族様にとっては見学をして充分納得してからでないと決断ができないと思いますし、ましてや入居されるご本人様のお気持ちを考えると見学というのは施設選択では絶対に欠かせないものでありますので徐々に見学に対する規制が柔らかくなっていく状況を私共は大変喜んでおりました。

しかしながら令和4年度になってまだ数日しかたっておりませんが感染者が激増しております。また、オミクロンという感染力がかなり強い新しい変異株が広がりつつあります。このような状況下では、また見学ができなかったり施設入居に対して何らかの厳しい規制が出てきたりして大変な状況になることは十分に予測されますが、なんとか施設様、病院様、居宅介護支援事業所様、地域包括支援センター様のご協力をいただきながら施設入居のお手伝いを一生懸命させて頂きたいと思っております。

あらためて令和4年度も宜しくお願いいたします。

 

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老人ホームの紹介ルートをどう生かす

鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センターです

今回も専門家の記事を参考にさせて頂きました。前回のつづきです。

 

「在宅介護の方がホームより安い」わけではない

 

「お金」の面でも、老人ホームに対して根強い誤解があります。それは、「老人ホームは在宅介護と比べてお金がかかる」というものです。実は、在宅介護よりホームの方が安上がりなことがあります。もちろん、高級ホームは別ですが。

例えば、自宅で高齢の親と同居している場合は、国の決まりで、訪問介護の「生活援助」(掃除、洗濯、買物等)を介護保険で利用することが原則、できません。必要なら「介護保険外サービス」として、自費の家事代行サービスを頼むしかありません。これは1回2時間で7000円ほどかかるので、月の半分の15日使うだけで10万円を超えます。食費だって宅配弁当にすれば1食400円から600円かかります。また、自宅用の見守りセンサーを導入するとさらに月数千円かかります。

これに、子世代のあなたが親の介護から解放された際に増える収入も加味すれば、お金の面でも老人ホームに軍配が上がることが少なくないのです。ケアマネジャーは介護保険のプロですが、家計の全体像までは把握していません。いまだに「自宅があるなら、老人ホームなどに行かずに、自宅で介護を受けた方が経済的だ」と信じ込んで゛いる人がいるのです。

老人ホーム紹介センターの職員という私の立場上、意見にどうしてもバイアスがかかっているとは思いますが、老人ホームに入るのは決して気の毒でも残念でもありませんし、家計的にも十分に検討すべき選択肢です。

 

 

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