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「福祉用具の貸与」

鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター 事務員の岩下です。

 福祉用具の貸与(レンタル)についてご紹介したいと思います。
■福祉用具貸与
 介護認定を受けた人(ただし要支援1、2及び要介護1の認定を受けた方は取り扱いが異なります。)が在宅で車椅子や特殊ベッドなど日常生活の自立を助ける用具を必要とする場合、介護保険で福祉用具の貸与を受ける事ができます。
介護サービスの計画(ケアプラン)を作るときに、介護支援専門員に相談してください。
自己負担割合が、1割負担と2割負担があります。利用負担割合は「介護保険負担割合証」で確認して下さい。

■軽度者の福祉用具貸与
 要支援1、2及び要介護1の人については車いす(付属品含む)、特殊寝台(付属品含む)、床ずれ防止用具、体位変換器、認知症老人徘徊感知機器、移動用リフト(つり具部分除く)は原則として保険給付の対象とはなりません。
※ただし、状態に応じて一定の条件に該当する人については、例外的に保険給付の対象となります。

■対象になる用具の種類
・車いす(自走用標準型車いす、普通型電動車いす、介助用標準型車いす)
・車いす付属品(クッション、電動補助装置などで車いすと一体的に使用されるもの)
・特殊寝台(介護ベッド)サイドレールが取り付けてあるもの、又は取り付けることが可能なものであって、背や脚の傾斜角度が調整できる機能のあるものか、床板の高さが無段階に調節できるもの。
・特殊寝台付属品(サイドレール、マットレス、ベッド用手すり、テーブル、スライディングボード、スライディングマット、介助用ベルト)
・じょく瘡予防用具(空気マット、水等を使ったマット)
・体位変換器(空気パッド)
・手すり ※取り付けに工事を伴わないもの
(1)床に置き、転倒予防等に使用するもの
(2)便器等を囲んで置き、立ち上がりなどに使用するもの
・スロープ ※取り付けに工事を伴わないもの
・歩行器(外出時にお使いになるもの、室内でお使いになるもの
・歩行補助杖(松葉づえ、カナディアン・クラッチ、ロフストランド・クラッチ、プラットホームクラッチ及び多点杖に限る)
・認知症老人徘徊感知器(認知症の老人等が屋外へ出ようとした時など、センサーにより感知し、家族や隣人へ通報するもの)
・移動用リフト(つり具の部分を除く)※取り付けに住宅改修を伴わないもの
(1)床走行式(2)固定式(3)据置式
・特殊尿器 ※次の要件を満たすもの
(1)尿又は便が自動的に吸引されるもの
(2)尿と便の経路となる部分を分割することが可能な構造を有するもの
(3)要介護者又はその介護を行う者が容易に使用できるもの

※要介護2以上の方は介護保険を使ってレンタルすることができますので、通常の料金に比べて1割または2割負担ですみます。

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鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター
フリーダイヤル:0120-947-896

「遠距離介護」

鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター 事務員の岩下です。

 「遠距離介護」とゆう言葉を聞いた事はありますか?遠距離介護とは言葉のとおり、離れて暮らす高齢の両親が自立して生活出来るように、子供がサポートすることです。
お盆休みに、久しぶりに実家に帰り、親御さんを見て「このまま自宅で生活していけるのだろうか?」など不安な気持ちになった方もいらっしゃるかと思います。
 最近でも、子供さんは県外に住んでいて、親は鹿児島で生活しています。子供さんから親が心配で、いついつに帰省するので、その日までにいくつか施設のご提案、帰省した日に一緒に施設への見学へ同行していただけますか?などお問い合わせも何件かいただいております。
離れていると、施設を探すにも大変ですし、実際見たくても距離もあるので中々だったりします。何回か行き来するのも、費用もかさんでしまいますね。
鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センターでは、こういった内容のご相談にも対応させていただいております。親御さんの現在のお身体の状態など確認させていただき、予算や施設の場所など親御さんに合った施設のご紹介をさせていただいております。
お気軽にご相談下さい。

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「熱中症」

鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター 事務員の岩下です。

 とても暑い日が続いております。熱中症には気を付けたいですね。
先週17日から23日までの1週間に熱中症により救急搬送された人が全国で6,369人に上り、北海道や岡山県などで6人が死亡したことが、総務省消防庁のまとめでわかりました。入院が必要と診断された人は、2,319人にのぼっています。半数は65歳以上の高齢者が占め、およそ4割の人が住居内で体調を崩しているようです。

 夏は過ごし方を間違えると脱水症状が出て倒れてしまう事もあります。高齢者の夏の過ごし方についていくつかポイントをご紹介します。

それほど暑くないかな?といった環境でも高齢者にとっては体温をうまく調整できずに、知らないうちに脱水状態になってしまう事もありますので、脱水状態の前段階で対策が出来るようにしておきましょう。

■通気の良い服装を!
 高齢になるにつれて、暑さ寒さの感覚が感じにくくなってしまいます。暑さを感じなかったとしても、高温の場所にいれば体温は上昇してしまい、体の水分も奪われてしまいます。衣服は麻や綿など通気性のよい生地を選んだり、下着には吸水性や速乾性にすぐれた素材を選ぶと良いでしょう。

■水分を計画的に摂りましょう!
 高齢者は体内水分量の減少により脱水症状になりやすく、さらに体が脱水を察知しにくいため、水分補給が遅れがちです。のどが渇く前に、定期的な水分補給をしましょう。
 
■エアコンは使いましょう!
 我慢してエアコンを止めるなど、無理な節電はしないようにしましょう。エアコンと扇風機などを使い涼しく風通しの良い環境で過ごしましょう。

■お風呂や寝るときも注意しましょう!
 入浴時や就寝中にも体の水分は失われていき、気付かぬうちに熱中症にかかることがあります。入浴前後に十分な水分補給をしたり、寝るときは枕元に飲料を置いたりしておくと良いでしょう。

「こんな症状はありませんか?」
 夏の熱中症などを防ぐためにもちょっとしたサインがあります。この症状があったら熱中症の手前かもしれない!と対処が出来ますので、覚えておくと良いでしょう。

・元気がない
何となくだるそうにしていたりしている状態が続く場合、一応熱中症対策をした方が良いでしょう。
・首に汗をかいてる
首などを触った時に特に汗をかいているわけでもないのに、ベタベタしたような状態であれば若干脱水気味かもしれません。水分や塩分を摂取しましょう。

 これらの症状に加えて以下の症状が出たら危険信号です。
・ふらつく
なんとなくふらふらしているような動きの場合は、熱中症の初期状態の可能性があります。汗を大量にかいてきた場合は水分ではなく、すぐに経口補水療法といって電解質を含む水を補給する必要があります。オーエスワンなど常備しておくと良いでしょう。

・頭痛や脚がつる
これらの症状が出てくると熱中症の症状が進んできている状態なので水分ではなく、オーエスワンを補給して体調に変化がなかったらすぐに医療機関に受診するようにしましょう。

 まだまだ暑い夏は続きます。高齢者の熱中症予防には周りの方がこまめに声を掛けたり様子を見てあげることが大切です。遠く離れている方は、まめに電話をかけたりすると良いでしょう。

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「介護のきっかけチェックリスト」

鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター 事務員の岩下です。

 お盆休みや年末年始に、実家に帰るという方も多いでしょう。そんな時に親や親戚に会い、「老けたな」と感じる事はないでしょうか。高齢者には、親や長者としてのプライドや、子供に迷惑をかけたくないという思いがあります。そのため、些細なことではSOSを出すのをためらう傾向にあります。
家族や周囲の人が、高齢者のちょっとした変化を見逃すと、急に介護が必要な状態になる場合があります。高齢者が出来るだけ自宅で自立して生活するためには、重度の介護状態になる前に援助、支援することが大切です。

◆介護のきっかけとなる状態をチェックリストにしてお伝えします。

一、急に痩せえたように見える、食欲がない
 高齢者に限りませんが、食事は元気の源です。高齢者が食欲が無かったり、食事の量が減ったりすると、カゼやインフルエンザの感染症にかかりやすくなります。
入れ歯が合わなくなっていたり、歯肉の炎症などでよく噛めないままでいると、認知症になる危険性もあります。(物を噛む行為には、同時に脳を刺激するという事がわかっています。)
噛む力や飲み込む力が弱っていると、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)になる危険性も出てきます。食欲がないということを、年をとったから当たり前と考えていると突然の介護生活になってしまうかもしれません。

二、障子やふすまが破れている、壁紙がはがれたり傷ついている
 高齢者は筋力の低下・バランス感覚の低下・視力の衰えなどから、転びやすくなります。転倒・骨折は高齢者に介護が必要となる原因のひとつです。口には出さなくても、壁などが傷ついていたら、転んでいるのかもしれません。

三、カレンダーなどに予定を書き込まなくなった、外出しなくなった
 高齢者が家に閉じこもったり、外出しなくなると筋力・認知力が低下する危険性があります。趣味を持っていたのに、趣味を止めてしまった場合も注意が必要です。外出の機会が減ってるようでしたら、さりげなく原因を探ってみましょう。

四、物を探していることが多い、物をしまう場所を変える
 うっかり財布やカギを置き忘れる、ということは誰にでもあります。その場合には「さっき買い物に行って、ここにカバンを置いたから…」などと自分の行動を思い出すことで、財布など見つけることができます。認知症になっていると、自分の行動を忘れてしまう場合があります。また、大切な物を盗られると思い込み、隠し場所を変えるということもあります。「年だから忘れっぽくなる」という思い込みは禁物です。

五、何度も同じことを尋ねる、同じ話を繰り返す 
 高齢者は、思い出話しなど、同じ話を繰り返すことがあります。しかし、短時間に同じ話や質問を繰り返すならば、認知機能が低下している可能性があります。病院の診察日や人と約束した日時など忘れてしまう場合も認知症の可能性があります。

六、茶碗やメガネなどをよく落とす、壊す
 食事中に箸を落とす、茶碗や皿をたびたび壊すなどの場合、脳卒中や神経の障害などで、手の震えや筋力の低下がある可能性があります。首の骨の椎間板が老化するなどで、指のしびれや手に力が入りにくいなどの症状が出る場合があります。脳卒中や椎間板の老化などによるしびれや筋力低下は治療やリハビリテーションで改善する可能性があります。

七、夜眠れないと言う、昼間ウトウトしていることが多い
 加齢による変化の一つに、眠りの状態の変化があります。体内時計が前倒しになったり、睡眠が浅くなるなど、眠りの質と量に変化が起こります。そのため、高齢者は夜眠りにくくなったり、充分な睡眠がとれなくなりがちです。夜に充分な睡眠がとれないと、昼間に活動する意欲が低下します。それが体力の低下や脳の刺激の減少につながります。
認知症の人に睡眠障害が起こることは、よく知られています。眠れない状態が認知症になるリスクを高めるというアメリカの調査結果もあります。仕事や家庭での役割が失われたり、家族や友人が亡くなるなどで、抑うつ状態になる可能性もあります。抑うつ状態にみられる症状は、食欲の低下や不眠です。眠れないことは、抑うつ状態や認知症を疑うサインとも考えられます。

これから、夏休み・お盆休みがやってきます。実家に帰省した際に、確認してみてはいかがでしょうか。

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