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介護保険制度の基本精神
鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センターです。
今回も専門家の記事を参考にさせていただきました。
皆さんは介護保険制度の基本的な精神・思想をご存じだと思いますが。「自助」「互助」「共助」「公助」という「4つの助」を基本精神として制度設計されています。サービスを受ける側から見ると、介護保険制度には理不尽に思える点が幾つか存在します。しかしこの精神を理解すれば、制度に対する納得感が増すはずです。
「自助」とは、「自分でできることは、まず自分でする」ということです。つまり、自分でできることは、まず自分でする」ということです。つまり、自分て歩けるなら自分で歩く、自分で着替えられるなら自分で着替えるということです。もし生活のすべてを介護職からサポートしてもらおうという考えなら、介護保険外のサービスを利用しなくてはなりません。
「互助」も同じです。お互いさまで助け合うという意味ですが、介護では、子どもなど家族の支援やボランティアのことを指します。親の受診のために家族が付き添ったり、親の部屋が汚れていれば家族が掃除をしたりすることは、介護保険の精神に基づけば「当然」のことになります。自助と互助の精神がないと、介護保険制度はいずれ破綻に向かうと考えられています。
「共助」は介護事業者からのサービスのことをいいます。老人ホームでは、自助、互助でも支えられない困りごとに対して、専門家の介護職が支援するわけです。この原資が現役世代の支払う介護保険料であることも忘れてはなりません。
「公助」は公共機関が用意する最後のセーフティーネットのことです。つまり、自分でできず、家族などの支援も難しく、介護事業者の支援だけでも限界がある場合に、例えば最後の手段とし生活保護などの公助が効力を発揮します。
世の中には、「同じ費用を払っているのに、あの人ばかりお世話されている」「介護保険は1割負担なのだから、全額使わないと損だ」などと考えている利用者が残念ながらいます。また、「限度額の枠を上げるため、体が悪いフリをして要介護度を上げましょう」などと入れ知恵するケアマネジャーや老人ホーム事業者もいます。こうした利己主義的な考えが積み重なることで、将来、介護保険制度の崩壊を招き、自分達やその子孫を苦しめることになるかもしれません。
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