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今日からできる!家でも施設でもできる「転ばないための工夫」
2025 12月
こんにちは。鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センターです。
年齢を重ねると、「ちょっとした段差につまずいた」「立ち上がるときにフラッとした」そんな経験が増えてきます。
転倒は、骨折などの大きなケガにつながるだけでなく、その後の生活の不安や活動意欲の低下にも影響します。
だからこそ“転ばない工夫”は、毎日を安心して過ごすための大切な備えです。
今回はご自宅で実践できる対策に加えて、高齢者施設で実際に行われている転倒予防の工夫も交えながら、わかりやすくまとめました。
☆転びやすさセルフチェック
ひとつでも当てはまったら、転倒予防を意識してみましょう。
●歩くとき、足があまり上がっていない気がする
●イスから立ち上がる時にふらつく
●方向転換や段差が怖い
●夜、暗い中をトイレに行くことがある
●靴のすり減り方が左右で違う
●最近、外出が減って足腰に自信がなくなった
【環境編】家でも施設でも実践されている工夫
高齢者施設では、とにかく「つまずく種を減らす」環境づくりが徹底されています。
これはご自宅でもそのまま活かせます。
床と通路
●敷物・コード類はできるだけ撤去
●通路やベッド周りに物を置かない
●段差にはスロープや見やすいテープ
明かり対策
●夜間トイレ用の足元灯を設置
●スイッチは手の届く位置にまとめる
施設では、居室からトイレまで必ず証明が途切れない導線づくりを行っています。
手すり・支え
●トイレ、浴室、玄関に手すり
●イスは立ち上がるときはひじ掛けがあるものを選ぶ
靴選び
●かかとが守られる“かかと付き室内履き”が安全
●スリッパは施設では原則使用しません
→ご自宅でも同じ考えで、安全な靴を
ベッドと家具
●ベッドの高さは「足裏が床にべったりつく高さ」
●動線上に角のある家具を置かない
【身体編】施設でも行われている簡単体操
施設では、転倒予防のため短時間・毎日できる体操が日課になっている所もあります。
ご自宅でもイスに座って安全に行えます。
足上げ運動
太ももを持ち上げる → つまずき予防・歩幅改善
かかと上げ・つま先上げ
ふくらはぎと足首を強化 → ふらつき防止
イス立ち座り
5回~10回ゆっくり行う → 足腰と体幹強化
片足立ち(手すりやテーブルにつかまってOK)
10秒キープを左右2回ずつ → バランス感覚UP
【習慣編】転ばない毎日の過ごし方
施設職員が普段から声かけしている習慣です。
●朝起きるときはいきなり立たない(座って深呼吸)
●トイレは我慢せず早めに行く
●水分をこまめに摂る(脱水→ふらつき防止)
●靴・服装の確認(裾が長くないか、靴が緩んでいないか)
●「急がない」「焦らない」を合言葉に
ご家族・施設探し中の方へ
施設では入居前から、歩き方の癖チェック、靴や杖の高さ調整、夜間トイレ時の導線確認などを必ず行います。
見学の際には、ぜひ以下を見てみてください。
☑廊下や居室の床は滑りにくいか
☑夜間照明は十分か
☑手すりの位置は実用的か
☑入居者の靴はスリッパではないか
このあたりは、施設の「転倒予防意識」がよく表れるポイントです。
転倒予防は、特別なことをしなくても「環境を整える・少し体を動かす・生活習慣を見直す」この3つだけで大きく変わります。
ご自宅でも施設でも、「転ばない工夫は、毎日を安心して過ごすための小さな積み重ね」です。
できることから、少しずつ始めてみてくださいね。
鹿児島の老人ホーム・高齢者向け住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせください。
鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター
フルーダイヤル:0120-947-896


























