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「高齢者の退院は介護の始まり!?」
鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター 事務員の岩下です。
突然の病気やケガでの入院は、誰にでもあり得ることですね。高齢者になれば、自然とその可能性は増えるでしょう。高齢者が入院すると病気やケガが治っても、ひとりでは生活できないことがあります。
◆入院が高齢者に与える影響
高齢になると、どうしても気力や体力が低下してきます。それにより、病気やケガからの回復そのものが遅くなります。入院生活で行動が制限されたり、身の回りのことを手助けしてもらったりすることも増えます。そのような状況に慣れてしまうと、病気やケガが回復しているのに自分で身の回りのことをしなくなる場合も多いのです。高齢でない人から見たら、「何でそのくらいの事が出来ないの?」と思うかもしれない簡単なことも出来なくなってしまうのです。
◆高齢者に介護が必要になるきっかけは?
厚生労働省の調査によると、高齢者に介護が必要となるきっかけの第1位は脳血管疾患、第2位は認知症、第3位は高齢による衰弱となっています。他にも関節疾患や骨折・転倒をきっかけに、介護が必要になるという結果が出ています。
◆退院する前に確認することは?
・退院後にも続けて行う治療があるか?
・どんな動きが出来ないのか?
入院前に比べて、どのような動きが出来ないのかを確認しましょう。入院中に、看護師やリハビリテーションの担当者から、高齢者の生活の様子を聞きましょう。病気やケガの治療が落ち着いたら、退院する前に一時的に自宅に戻ってみましょう。実際の動きを確認できたり、何ができないのかが明確になります。
自宅で確認するポイントは、トイレと入浴です。普段いる部屋からトイレまでは、どのような方法で行くのでしょうか。車いす?歩行器?杖?でしょうか。廊下やトイレに手すりは必要か、などを確認しましょう。自宅の風呂に入れるかも、合わせて確認しましょう。
・誰がどのくらい介護ができるのか?
高齢者の退院が近づいたら、生活全般にどんな手助けが必要かも確認しましょう。食事はどうするか、買い物などはどうするか、なども生活する上では大切です。その上で、誰がどのくらい介護や生活の手助けができるか、確認しましょう。介護する人がいない、生活全般に介護が必要などの場合、病院を退院した後に自宅で過ごす事が困難な場合があります。
※自宅で過ごすことが困難な場合は、一時的あるいは長期的に介護施設に入所することも検討しましょう。
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