「高齢者の水分補給の重要性」 | 鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター

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「高齢者の水分補給の重要性」

鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター 事務員の岩下です。

 水分補給は、年齢にに関わらず非常に大切です。そのため、高齢者に対しても注意しましょう。
人間は成人の場合、水分が体重の50~70%を占めています。この水分量は加齢によって減少し、高齢者の場合は50%程度といわれます。体内の水分量が少ない高齢者にとって、こまめな水分補給はとても大切です。

◆高齢者の水分補給の重要性
 加齢によって、体重における体内の水分量の比率は減少します。体内の水分量が約50%しかない高齢者は、脱水症状になりやすいのです。また、喉の渇きを感じる「口渇中枢」も減退します。すると、実際には水分が必要であっても、本人は喉の渇きを感じないという状況が生じてしまうでしょう。水分が失われても身体が渇いていることを自覚しにくいため、水分の摂取が遅れることが多くなります。
さらに、高齢者は生活習慣病や体調不良を起こしやすく、体内の水分量やバランスの崩れが生じる可能性もあります。そのため、脱水を引き起こす可能性が非常に高いのです。高齢者が体内水分量のバランスを崩す原因には、以下のようなものがあります。
・食欲不振
・嚥下障害などによって水分が十分に摂取できなくなる
・糖尿病による尿量の増加
・降圧剤の利尿作用で多量の尿が排泄される
・夜間にトイレに行かないよう水分摂取を制限する

◆水分の役割と1日に必要な摂取量
 体重の50~70%をも占める水分は、体内でさまざまな役割を担っています。体温調節や筋肉を動かす働きにより、季節に応じて体をその環境へと適応。さらに血液として栄養素を全身に運び、汗や尿として老廃物を体外に出すという重要な役割もあります。

◆1日に必要な水分量
 成人の場合は、1日当たり2~2.5リットルの水分を失っています。失った分を補給しなければ、体内の水分は減少したままになってしまうのです。
厚生労働省の「健康のため水を飲もう講座」でも、「人間は1日2.5リットルの水が必要です」としています。体の中の水分が5%減少すると脱水症状や熱中症などの症状が現れ、10%失うと筋肉の痙攣などが起こり、そして20%以上の減少で死に至る危険性があります。

これから暑い夏がやってきます。水分補給をしっかりし、熱中症など気を付けましょう。

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