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「高齢化の要因」
鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター 事務員の岩下です。
◆日本の高齢化の要因は、大きく分けて2つ
・平均寿命の高齢化
医学の進歩と栄養状態の改善により、日本人の平均寿命は大きく伸びました。内閣府のデータによると、1950年(昭和25年)には男性が58歳、女性が61.5歳だった平均寿命は、1990年(平成元年)に入ると男性が約81歳、女性が87歳と、男女ともに80歳を超えるまでになりました。
・少子化による出生率の減少
平均寿命の高齢化にあわせて、少子化による出生率の低下も高齢化の一因と考ええられています。内閣府の調査によれば、1949年(昭和24年)の第一次ベビーブーム時には年間260万人を超えた出生率が、1973年(昭和4(8年)の第二次ベビーブームには約210万人となりました。そこから毎年出生率は低下の一途をたどり、1989年(平成元年)には150万人を切りました。2014年(平成26年)には過去最低の出生率で約100万人となり、ピーク時の半分以下となっています。
◆今後の日本の高齢化はどう進む?
今後も日本の高齢化は進むと予想されています。このまま高齢化が進んだと過程すると次のような状況に陥ることが考えられます。
・平均寿命の変化と出生率の低下
1950年(昭和25年)に比べて25年近く延びている日本人の平均寿命ですが、今後もさらに伸び続け、2065年には女性が91歳、男性が85歳前後になると予測されています。さらにもうひとつの高齢化の要因である出生率ですが、こちらも低下の一途とたどり2020年には100万人を切り、2065年には56万人にまで減少すると予測されています。
◆人口は2065年には9,000人を割るとも
少子化で子供が生まれないことによって、当然人口も減少します。すでに日本人の人口は減少に転じていますが、今後さらに加速することが考えられます。2016年(平成28年)には1億2693人だった日本の総人口ですが、2030年には1億2000万人を割り込み、2055年には1億人を切るだろうと予測されています。
◆1人の高齢者を1.3人で支える時代に
1950年(昭和25年)には、65歳以上はともかく、75歳以上の高齢者の数は非常に少ないものでした。総人口に占める高齢者の割合は少なく、高齢者1人を約12人で支える計算でした。それが2015年(平成27年)には、高齢者一人を約2.3人で支える計算となり、生産人口にあたる1人の負担は大きなものになりました。さらに2065年には高齢者1人を1.3人で支える時代が到来するだろうと予測されています。
深刻化する日本の高齢化問題。内閣府が出している統計や予測も深刻化を裏付けるデータとなっています。
鹿児島県の高齢化率は、平成29年:30.8%、全国で27.7%。全国よりも3.1%、高いです。
人ごとではなく自分のこととして考えなければならない問題となっていますね。
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