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「熱中症」
鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター 事務員の岩下です。
もうすぐ、鹿児島も梅雨明けするのではないでしょうか。
熱中症の起こりやすい時期ですが、例年、梅雨入り前の5月頃から報告がみられ、梅雨明けの7月中旬から8月上旬に多発する傾向があります。なかでも、急に気温が上がった場合や梅雨明けしたばかりの身体が暑さに慣れていない時や高温・多湿・日差しが強い時などに起こりやすいといわれています。最近では、地球温暖化の影響等もあり、室内での日常生活中においても発生しています。
◆気温が高い,湿度が高い
◆風が弱い,日差しが強い
◆照り返しが強い,輻射熱(放射によって伝わる熱)が強い
◆急に暑くなった
このような時は、注意が必要です。
初期症状(重症度1度):頭痛、めまい、吐き気、足がつる(こむらがえり)、大量の発汗などがあります。
重症度2度:頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感(体がぐったりする、力が入らないなどがある)などがあります。
重症度3度:意識障害、痙攣、手足の運動障害(呼びかけや刺激への反応がおかしい、体がガクガクとひきつけがある、真っ直ぐ歩けない・走れない)、高体温(体に触ると熱い)などがあります。
症状があれば、すぐに涼しい場所へ移り、体を冷やすこと・水分を与えることが必要です。
「高齢者はどうして熱中症になりやすいのか?」
1、体内の水分不足
体の中の水分量も若者と比べると低いため、脱水状態に陥りやすくなっています。また、体の老廃物を排出する際に、たくさんの尿を必要とします。
2、暑さに対する調整機能の低下
高齢者は体温調節機能が低下しているため、体に熱がたまりやすくなります。暑い時には、若年者よりも循環系への負担が大きくなります。
3、暑さを感じにくい
暑さやのどの渇きを感じにくくなるなど、体が出しているSOS信号に気づきにくくなっています。
4、頑固・無理をする
「周りに迷惑を掛けたくない」「体が冷えるのが嫌」「夏は暑いもんだ。多少は我慢」など、ついつい無理をしたり、自分の生活スタイルを変えないことがあります。しかし、体が加齢で変化しているように、真夏日や熱帯夜の増加など、以前より夏は暑くなっています。今までと同じ夏の過ごし方では、対処しきれないことを理解する必要があります。
高齢者の方は温度に対する感覚が弱くなるため、室内でも熱中症にかかりやすいといわれています。 ご本人および周囲の方は声掛けなどして注意しましょう。
鹿児島市の老人ホーム・高齢者住宅をお探しの方は遠慮なくお問い合わせ下さい。
鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター
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