「熱中症」 | 鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター

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「熱中症」

鹿児島老人ホーム・介護施設紹介センター 事務員の岩下です。

 とても暑い日が続いております。熱中症には気を付けたいですね。
先週17日から23日までの1週間に熱中症により救急搬送された人が全国で6,369人に上り、北海道や岡山県などで6人が死亡したことが、総務省消防庁のまとめでわかりました。入院が必要と診断された人は、2,319人にのぼっています。半数は65歳以上の高齢者が占め、およそ4割の人が住居内で体調を崩しているようです。

 夏は過ごし方を間違えると脱水症状が出て倒れてしまう事もあります。高齢者の夏の過ごし方についていくつかポイントをご紹介します。

それほど暑くないかな?といった環境でも高齢者にとっては体温をうまく調整できずに、知らないうちに脱水状態になってしまう事もありますので、脱水状態の前段階で対策が出来るようにしておきましょう。

■通気の良い服装を!
 高齢になるにつれて、暑さ寒さの感覚が感じにくくなってしまいます。暑さを感じなかったとしても、高温の場所にいれば体温は上昇してしまい、体の水分も奪われてしまいます。衣服は麻や綿など通気性のよい生地を選んだり、下着には吸水性や速乾性にすぐれた素材を選ぶと良いでしょう。

■水分を計画的に摂りましょう!
 高齢者は体内水分量の減少により脱水症状になりやすく、さらに体が脱水を察知しにくいため、水分補給が遅れがちです。のどが渇く前に、定期的な水分補給をしましょう。
 
■エアコンは使いましょう!
 我慢してエアコンを止めるなど、無理な節電はしないようにしましょう。エアコンと扇風機などを使い涼しく風通しの良い環境で過ごしましょう。

■お風呂や寝るときも注意しましょう!
 入浴時や就寝中にも体の水分は失われていき、気付かぬうちに熱中症にかかることがあります。入浴前後に十分な水分補給をしたり、寝るときは枕元に飲料を置いたりしておくと良いでしょう。

「こんな症状はありませんか?」
 夏の熱中症などを防ぐためにもちょっとしたサインがあります。この症状があったら熱中症の手前かもしれない!と対処が出来ますので、覚えておくと良いでしょう。

・元気がない
何となくだるそうにしていたりしている状態が続く場合、一応熱中症対策をした方が良いでしょう。
・首に汗をかいてる
首などを触った時に特に汗をかいているわけでもないのに、ベタベタしたような状態であれば若干脱水気味かもしれません。水分や塩分を摂取しましょう。

 これらの症状に加えて以下の症状が出たら危険信号です。
・ふらつく
なんとなくふらふらしているような動きの場合は、熱中症の初期状態の可能性があります。汗を大量にかいてきた場合は水分ではなく、すぐに経口補水療法といって電解質を含む水を補給する必要があります。オーエスワンなど常備しておくと良いでしょう。

・頭痛や脚がつる
これらの症状が出てくると熱中症の症状が進んできている状態なので水分ではなく、オーエスワンを補給して体調に変化がなかったらすぐに医療機関に受診するようにしましょう。

 まだまだ暑い夏は続きます。高齢者の熱中症予防には周りの方がこまめに声を掛けたり様子を見てあげることが大切です。遠く離れている方は、まめに電話をかけたりすると良いでしょう。

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